


大切なペットを見送ったあと、ふとした瞬間に、
「今、あの子はどうしているんだろう」
そんなことを考えることはありませんか?
いつもの場所にいない。
名前を呼んでも走ってこない。
一緒に寝ていた布団が冷たく感じる。
ご飯の時間になっても、もう食器を用意する必要がない。
頭では「あの子は亡くなった」と分かっていても、心はなかなか現実についていきません。
「今ごろどこにいるのかな」 「苦しくないかな」 「寂しくないかな」 「ちゃんと幸せに過ごしているかな」
そんなふうに考えてしまうのは、それだけその子を大切にしていたからなのかもしれません。
今回は、そんな方にご紹介したい一冊があります。
今回ご紹介するのは、H・シャープ著、小野千穂訳の『ペットたちは死後も生きている』です。
この本は、亡くなった動物たちの「死後の生」をテーマに、ペットと飼い主との不思議な体験や、亡くなった動物との再会など、さまざまなエピソードを紹介しています。
「死んだら、それですべて終わりなのだろうか」
そんな疑問を抱いたことがある方に、そっと寄り添ってくれるような一冊です。
出版社では、本書について、亡くなったペットたちは姿が見えなくても飼い主のもとを訪れることや、いつか再会できるという考えなどが紹介されています。
公式サイト: [『ペットたちは死後も生きている』日本教文社]
ここで大切なのは、この本を「死後の世界が科学的に証明されている本」として読むものではないということです。
本書で語られているのは、動物の魂や死後の世界についての考え方、そしてさまざまな体験談です。
死後の世界を信じる人もいれば、そうではない人もいるでしょう。
どちらが正しいのかを決める必要はありません。
ただ、
「もし本当に、あの子がどこかで元気に過ごしているのなら」
そう思うことで、少しだけ心が楽になる方もいるかもしれません。
病気や老衰で亡くなった子の場合、
「最後まで苦しかったのかな」 「もっと何かしてあげられたのではないか」
と考えてしまうことがあります。
元気だった頃の姿を思い出す一方で、最後の姿ばかりが頭に浮かんでしまうこともあります。
そんなとき、
「今はもう苦しくないのかな」 「元気だった頃の姿に戻っているのかな」
と考えてしまうのは、決して不思議なことではありません。
『ペットたちは死後も生きている』では、亡くなった動物たちが新しい世界で健康に幸せに暮らしているという考え方も紹介されています。
「今はもう苦しくない」と思えることが、悲しみの中にいる人の心を少し支えてくれるかもしれません。
家の中からペットの姿がなくなると、
「一人で寂しくしていないかな」
と心配になることもあります。
今までいつも一緒だったからこそ、突然離れてしまったことが受け入れられない。
そんなとき、
「きっと今も元気に走っている」 「大好きだった場所にいるのかもしれない」
と想像することは、その子とのつながりを感じる一つの方法なのかもしれません。
ペットロスになると、
「いつまでも悲しんでいてはいけない」 「そろそろ立ち直らないと」
と思ってしまうことがあります。
でも、大切な家族を失ったのですから、すぐに気持ちを切り替えられなくても当然です。
悲しいときは悲しくていい。
写真を見て泣いてもいい。
名前を呼んでもいい。
思い出の場所を訪れてもいい。
そして、
「あの子にまた会えたらいいな」
と思ってもいいのです。
『ペットたちは死後も生きている』では、ペットと飼い主が死後に再会するという考えも紹介されています。
もちろん、それをどう受け止めるかは人それぞれです。
でも、
「いつかまた会える」
そう思うことで、今を生きる力を少し取り戻せるのであれば、その気持ちは大切にしていいのではないでしょうか。
ペットを亡くしたあと、
「いつもの場所から物音がした気がする」 「足元に何か触れたように感じた」 「夢の中で会った」 「いつもの鳴き声が聞こえた気がする」
という経験をする方もいます。
もちろん、それが本当に亡くなったペットからのサインなのか、科学的に確認することはできません。
悲しみの中では、記憶や感覚がいつも以上にその子を身近に感じさせることもあるでしょう。
それでも、
「もしかしたら会いに来てくれたのかな」
と思うことで心が温かくなるのなら、その思いを無理に否定する必要はないのではないでしょうか。
亡くなったペットのことが頭から離れない。
今どこにいるのか知りたい。
そんな気持ちがある方には、特に手に取ってみてほしい本です。
「もう二度と会えない」と考えるだけで胸が苦しくなる。
そんなときに、「もしかしたら、あの子の命はまだ続いているのかもしれない」という考え方に触れることで、少し気持ちが変わることがあります。
本の内容をそのまま信じる必要はありません。
「こんな考え方もあるんだ」と、そっと読んでみるだけでもいいと思います。
ペットを亡くしたあと、多くの方が願うのは、
「どうか今は幸せでいてほしい」
ということではないでしょうか。
一緒に暮らしていたときと同じように、元気に走り回っていてほしい。
お腹いっぱいご飯を食べて、気持ちよく眠っていてほしい。
そんな願いを持つ方にとって、この本の世界観は心の支えになるかもしれません。
ペットを失った悲しみは、人によって大きく違います。
数週間で少しずつ日常を取り戻す人もいれば、何か月経っても涙が出る人もいます。
何年経っても、命日や写真を見るたびに胸がいっぱいになることもあります。
それは、その子との時間がそれだけ大切だったということでもあります。
「まだ悲しんでいる自分はおかしい」
と思わなくても大丈夫です。
少しずつ笑えるようになったからといって、その子を忘れたわけではありません。
新しい生活を始めても、
「あの子だったらどうしていたかな」
と思い出すことがあります。
それは、その子が家族として過ごした時間が、今も自分の中に残っているからです。
悲しみが少しずつ形を変えていくことは、忘れることとは違います。
ペットを見送ったあと、
「あの子は今どうしているんだろう」
と思うことがあります。
答えは、誰にも分かりません。
死後の世界が本当にあるのか、亡くなったペットと再び会えるのか、それを証明することもできません。
だからこそ、私はこう思います。
もし、
「あの子は今も元気に走っている」
と思うことで少し心が楽になるのなら。
もし、
「いつかまた会える」
と思うことで、今日一日を過ごすことができるのなら。
その気持ちは、大切にしていいのではないでしょうか。
一緒に過ごした時間まで、亡くなった瞬間に消えてしまうわけではありません。
名前を呼んだこと。
一緒に眠ったこと。
散歩をしたこと。
いたずらをして笑わせてくれたこと。
病気になったときに心配したこと。
最後に抱きしめたこと。
その一つひとつは、これからもあなたの中に残っていきます。
大切なペットを亡くしたばかりのときは、
「前を向きましょう」
と言われることさえ、つらく感じることがあります。
そんなときは、無理に前を向かなくてもいいと思います。
少し立ち止まって、あの子との思い出を振り返ってみてください。
そして、
「今ごろ、どうしているかな」
と考えてみてください。
もし『ペットたちは死後も生きている』という本の中に、あなたの心に寄り添ってくれる考え方があるのなら、そっと読んでみてはいかがでしょうか。
「あの子はもういない」と考えることがつらい日は、
「あの子は今もどこかで、元気にしているかもしれない」
そう思ってもいいのです。
いつか悲しみが少しずつ形を変えていったとしても、愛したことまで消えるわけではありません。
あなたとその子が一緒に過ごした時間は、これからもずっと、なくならない大切な思い出です。
金木犀ペットメモリアル姫路では、大切な家族である ペットとの最期の時間を、心を込めてお手伝いしてい ます。
ペットと過ごせる一日一日が、かけがえのない思い出 となりますように。
